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『王立宇宙軍 オネアミスの翼』を観た

私の「思い出に残るアニメ映画」の3位以内に入るとroyal_space_force
いっても過言ではない作品です。好きです、
このアニメ。

おそらく私の中で、いちばん多く繰り返し観た
作品です。今回は初めてDVD(ドルビー5.1ch
サラウンド版)で観ました。

地球とよく似た惑星での話。
オネアミス王国は人類初の有人人工衛星の打ち上げを計画
しています。ところが宇宙開発を担う王立宇宙軍は、おちこぼれ
があつまった集団。
またロケット建造も失敗続きで、”宇宙を飛んだことのない宇宙軍”
と揶揄され、予算も削減される始末。

宇宙軍の士官、主人公のシロツグ・ラーダット(声:森本レオ)は、
「何かしたいけど何もできないでいる」青年。
一方でこんな人生でもいいかな、といったあきらめ、無力感を
持ち、何の目標もなくただ訓練するだけの毎日。

そんな中、シロツグはある伝道師の少女との出会いがきっかけ
で宇宙飛行士を志願し、同僚達を引っ張っていきます。

森本レオの声じゃないと、この主人公のぽかーんとした人物を
表現できないでしょう。お見事というくらい、役がハマってます。

クライマックスは圧巻。
ロケット打ち上げ直前、隣国のリマダ共和国は打ち上げを
阻止しようと、オネアミス王国との軍事境界線を越え、軍を侵攻
させます。
両軍が激しい戦闘を繰り広げる中、ロケットは・・・。

この作品は今から19年前、87年に劇場公開されました。

原作脚本・監督は当時24歳の山賀博之、音楽監督は”教授”
坂本龍一、企画は現在”オタキング”こと評論家の岡田斗司夫。
作画監督がエヴァンゲリオンの庵野秀明、原画担当の一人に
『東京大学物語』の江川達也。

現在第一線で活躍するクリエイター達の、才能の片鱗が
たくさん詰まった作品でもあります。

また、この映画を作るために設立された制作会社ガイナックスは、
のちに『ふしぎの海のナディア』、『新世紀エヴァンゲリオン』を世に
送り出すことになります。

本作品は興行的には失敗したそうですが、
84年の『風の谷のナウシカ』とともに”ジャパニメーション”の幕開け
を飾る歴史的作品のひとつ、といえるのではないのでしょうか。

『王立宇宙軍 オネアミスの翼』は19年前の作品ですが、
緻密な描写は今でもそのクオリティの高さを証明しています。

どこにでもいる現代の若者の、心情の変化や内面の葛藤をリアル
に描いています。

私がこのアニメを好きなのは、自分自身を主人公に重ね合わせて
いるからなのかもしれません。

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このカテゴリーでは、私所有のCDの中でも、 お気に入りを思い立ったら紹介したいと思います。 まず、第1回は、 「オネアミスの翼」サウンドトラック 「王立宇宙軍†... [続きを読む]

受信: 2006年3月31日 (金) 23時04分

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