行列ができる博物館

現在、京都国立博物館で「大絵巻展」がEmaki_002_1
催されています。

平安~江戸時代までの絵巻物を一堂に
集めています。
(出展は鎌倉~室町時代のものが最も
多かった)
しかし一番の注目は「源氏物語絵巻」
と「鳥獣戯画」(両方とも国宝)。
長蛇の列で、この2作品を見るまでに
1.5時間かかりました。

さすがに「鳥獣戯画」を目の当たりに
したときは、うさぎや猿の躍動感ある描写に
感動しました。
Emaki_001_1
わが国に現存する最古の絵巻、
「鳥獣戯画」は作者がどういった意図
を持って描いたのか、実は謎。
しかし自然や民衆の風俗をじっくり観察
できる立場の人物が描いたのではないか、
ということだけは感じとれました。
特別な意図などなく、単なる娯楽でしょ
うか?
それとも痛烈なメッセージを隠している
のでしょうか?

また「信貴山縁起 飛倉巻」では人々の驚きの表情、
スピードのある場面展開に引き込まれてしまいました。
私の頭の中で、登場人物がアニメーションになって動き
出したのを感じました。

この展覧会は6月4日まで。
国宝や重文50数点の絵巻が展示されています。

いや~、行くのならGWは避けたほうが良かったなぁ。。。
もう、ならび疲れましたよ。

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プーシキン美術館展もすごい。

大阪・中之島の国立国際美術館では、museum1
今月11日から4月2日まで
「プーシキン美術館展」
が催されています。

プーシキン美術館は、エルミタージュ美術館と
双璧をなす、ロシアが世界に誇る美術館です。

今回公開されているのは、プーシキン美術館の Renoir
中で「シチューキン・モロゾフコレクション」とよば
れる作品群です。

シチューキンとモロゾフという、2人ともおい
しそうな名前の実業家が19世紀後半から
20世紀前半にかけて絵画を収集したものを
いいます。edgar_degas

モネ、マネ、ルノワール、ゴーギャン、マティス、
ピカソ、セザンヌ、ゴッホ、ピサロなどがずらり。
印象主義~キュビズムに至るまでの画家達です。

(右の絵画は美術館で買った絵葉書のもの。
実物はぜひ美術館で。)Monet

印象派の作品には、日本の浮世絵に影響
を受けたものがたくさんあります。
しかし私は見極めがつかないので、絵の横の解説
を読んでみてやっと理解できました。

個人的に気に入ったのは、セザンヌの
「サント=ヴィクトワール山の平野、henri_matisseヴァルクロから
の眺め」という作品。
風の吹く方向や強さ、温度を感じられるほどの筆の
タッチに感動しました。

今回、最も注目されているのは40年ぶりに日本で
公開されたマティスの「金魚」だそうです。(一番下
の絵葉書)

1度でいいから見に行ってください!museum

また、この国立国際美術館は2004年に新築移転
されました。施設すべてが地下にあります。
(たぶん世界初だったような気がする。)
常設展示もあるし、鉄人石鍋シェフのフランス料理
レストラン「クイーンアリス」もありますから楽しめますよ。

ぜひ。

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いけばな展へ行く

きょうは某市 某酒蔵を会場にして開催された、
池坊いけばな習作展へ行ってきました。

しかし、デジカメを家に忘れるという大失態。
朝から38度の熱にうなされていたこともあり、
私の集中力も下降気味。ただただ、
”どうしてもいけばなを見たい!”との一心で行ったのです。

会場へ到着。
いけばなの展覧会へ足を運ぶのは初めてです。
着物姿のご婦人方を見て、やや緊張。
そこでは私が持っていた、いけばなのイメージが覆され
ることになります。

花器は和風の焼き物でなければいけない、
いきいきとした花でなければいけない、
と思っていました。

西洋食器や酒瓶にも花はいけてもいいのです。
虫に喰われた花や枯れた花をいけてもいいのです。

なかには花器の下に蛍光プラスチックの板を敷いたもの、
CDを裏返してスパンコールやラメで飾りつけて敷いたもの
もあります。

大事なのは、いけばなを通して自然の美しさをどういった切り口で
表現するのかを、はっきりさせることでしょう(注:私の勝手な推測)。

いい体験になりました。すばらしい作品ばかりでした。
見終わってから抹茶とお饅頭も頂きました。
おいしかったので、かぜをひいていることさえ忘れてしまいました。

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中国歴代王朝展はすごい。

JR京都伊勢丹にある、美術館「えき」KYOTOでは
「よみがえる 中国歴代王朝展」が、11/6まで開かれています。

行ってきました。すごいです。

中へ入ると、戦国時代の編鐘(鐘)の音がBGMになっていて
それだけでとても気持ちいい気分です。

殷から宋までの歴代王朝の名品がずらり。
展示品は102点あります。
すべて本物。レプリカはありません。
日本で言う”国宝級”は25点もあります。
殷時代の青銅器や玉器、秦時代の兵馬俑、後漢時代の金る玉衣・
銀る玉衣など。

教科書でしか見たことのない甲骨文字も、実際に骨に書かれている
ものを見ました。兵馬俑も、実物は人間と同じ大きさなんですね。
個人的には、戦国時代の屏風台座「鹿をくわえる虎」がおすすめ。
金銀の装飾を施した虎が、勢いよく鹿にかぶりついています。
唐時代の「三彩鎮墓獣」も色鮮やか。
沖縄のシーサーを派手にしたものと思ってください。
(やけに燃えてるね~君、と思わず声をかけたくなります。)_005

帰りのおみやげは、またしてもクリアファイルを買ってしまった。

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