ミッドナイト イーグルを観た

やっぱり。。。

日本映画にアクション物はムリです。

「ミッドナイトイーグル」とは、北アルプス山中に墜落した
米軍のステルス爆撃機。

搭載された“特殊爆弾”をめぐり起爆させようとする
東アジア某国(←どう見ても「北」なんですけど)の工作員と
阻止する自衛隊の攻防がはじまり、そこにスクープを狙う
元戦場カメラマン(大沢たかお)と新聞社時代の後輩記者
(玉木宏)が巻き込まれます。

東京国際映画祭のオープニング上映や、ハリウッドで
プレミア上映されるなど話題には事欠きませんでした。

しかし上映後の感想は、
「安物の感動を押しつけられた感じ」です。

主人公たちに都合良くストーリーが展開するのは
アクション物の常ですが、それを差し引いても、
まったく説得力のない脚本でした。

・主人公たちが大規模な雪崩に巻き込まれるが、
(やっぱり)助かる。

・自衛隊は山岳レンジャーと空挺団との特殊編成
チームというわりに、すぐ敵にやられる。

・主人公たちが敵より強い。

・ステルス機内部のセットはテレビの戦隊モノに出てくる
ような現実味のない安っぽさ。

(コクピットにCCDカメラがあって、首相のいる危機管理
センターとつながって現場の映像と音声がしっかり送れる、
時限発火装置がわかりやすいデジタルタイマー、など)

・山の周辺は厳重な警備だったのに、クライマックスでは
30名近くの工作員が山上まで登ってきた。

・総理大臣(=自衛隊の最高指揮官)が登場するが、
ヒーロー的な扱い。(撮影に全面協力した防衛省に配慮?)

などなど。つっこむ所が多すぎるんです。疲れました。

心温まる感動も、
この国とは日本人とはなんぞや、といった問いかけも、
戦争はイカン!といったメッセージも、
息をのむ派手なアクションも、

なにもありません。1本のしっかりとした軸がないのです。

原作はいいはずなのに。
やっぱり脚本が原因でしょうか。

やっぱりハリウッドには勝てないし、この手のジャンルで、
わざわざ勝負することもないと思いました。

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ゆれた、『ゆれる』

西川美和監督・脚本の『ゆれる』(2006年)をDVDで観ました。Yureru

山梨で家業のガソリンスタンドを継ぎ、勤勉で
真面目な性格の兄・稔(香川照之)。
東京へ出て、カメラマンとして成功した、枠に
とらわれない自由な性格の弟・猛(オダギリジョー)。

裁判にかけられた稔の公判が進むにつれ、兄弟の感情はもつれ、
2人の心境にそれぞれの変化が現れます。

すべてを奪われた、兄・稔。
すべてを奪った、弟・猛。

兄弟愛や絆について考えさせられる映画です。

あらすじ 
<母の一周忌法要の翌日、稔と猛、そして2人の幼なじみで今は
稔のガソリンスタンドで働く智恵子(真木よう子)が渓谷へ出かけます。
つり橋の上から、智恵子は転落死してしまいます。
すぐそばにいたのは兄の稔。偶然目撃したのは、弟の猛。
彼女の死は事故だったのか、それとも殺人だったのか。
公判が進む中で、意外な展開を迎えることになるのです。>

つり橋の上で何があったのか、真実はどうなっているのかは観る側
に任された物語になっています。

約120分の間に、心境や物事の「ゆれる」シーンを織り込みながら、
全体的に抑揚を抑えたストーリーになっています。
私は、香川照之の役は振り幅の大きな振り子のようなものだったと
思います。
演技力に感嘆をもらしました。オダギリジョーもいいんだ~、これが。

ラストシーン。7年後、出所した稔がバス停でバスに乗る直前、必死で
探していた猛が反対側の歩道から「兄ちゃん!」と叫んだとき…。
胸にぐっとくるものがありました。

しかし、稔が微笑むシーンで暗幕となります。
その後、2人は何を話したのか、一緒に住むことになったのかは
わかりません。
ただ一筋の光が差し込んだような温かい気持ちになって、
私は救われた気がしました。

約120分間、ゆれていたのは、私の方でした。

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日本沈没

日本沈没を観ましたが、感想はもう、がっかり。。。

前作をリメイクしたことになっていますが、
『日本沈没』の名を騙ったB級娯楽作品といえます。

ストーリーは『ディープインパクト』と『アルマゲドン』を
堂々と、平気で、拝借しています。
また主人公を演じる俳優の都合のいいように進んでいきます。

撮影には東京消防庁や防衛庁が全面協力していますが
国民の税金をこんな駄作につぎこむのは問題です。

前作のもつ重厚なテーマも、心の琴線に触れる場面も、
今作には一切なし。。。

上映終了後、「お金を払って損をした」と思える作品でした。
(ホント、久しぶりです。)

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12月まで待てない『プリズン・ブレイク』

『プリズン・ブレイク』にハマってます。

主人公は建築設計士のマイケル・スコフィールド。
IQ200の天才で頭が切れるんです。
兄のリンカーンは副大統領の兄弟を殺した罪に
問われ、死刑宣告を受けて刑務所に収監中。

しかし無実を証明するため、マイケルはリンカーンの
脱獄を計画します。

まず銀行強盗で捕まり、”脱獄するために”
兄の刑務所へ。

マイケルには絶対に脱獄できる勝算がありました。
なぜなら、彼が収監された刑務所はマイケル自身も
設計に関わったから。

脱獄に必要な刑務所の図面と手引書は、
”ある奇想天外な方法”で外部から持ち込みます。

しかし彼の頭脳でもはじき出せない予想外の出来事が
次から次へと起こり、脱獄計画を難しくさせます。

伏線が至る所に張り巡らされていて、マイケルのひらめきで
解決していく点が、観ていてもっとも刺激的です。

vol.3まで見たのですが、DVDは現在vol.7まで
しか出ていません。8以降はなんと12月に発売。

もう今月中に見終わってしまいそうな勢いなんです。
1巻に2話ずつ収録されていますが、ドラマの終盤は
「なんでここで終わんのー!!」という展開になります。
だからつい、次のDVDをレンタルしてしまうのです。

困った。。。12月まで、あらすじ覚えていられるかな。

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老けたよカートラッセル

『ポセイドン』観ました。
ご存知『ポセイドン・アドベンチャー』(72年)のリメイク版。

平日、雨、ダヴィンチコード人気が重なったからでしょうか。
館内の観客は、10名。

ガラーン。

頭で考えなくてもいい作品です。
豪華客船が大津波で転覆して、カートラッセル演じる
元ニューヨーク市長ら7人が船から脱出しようとします。
大多数の乗客に犠牲者が出ているのに、目もくれず
自分たちだけ逃げたおかげで、見事脱出に成功!
パニック(一辺倒の)ムービーです。

とくにこれといったサプライズもなく。。。
しいて言えばカートラッセルが終盤で死んでしまう
(主人公ですけど)ところがサプライズかな。

たまたま知り合った7人で転覆船の内部を”アドベンチャー”
するわけなんですが、人物にまつわるエピソードがみんな
希薄でした。それぞれの個性に合う人物模様を裏づけして
いれば、もっと感情移入できたのですが。

カートラッセルは『バックドラフト』に昔出てましたが、
この『ポセイドン』では、”消防士としてヒーローになり、
市長に当選した”という人物設定だったおかげで、私の頭の中
では『バックドラフト』と重なって見えました。
(最近では、フォレストガンプやキルビルに出演)

『ポセイドン』。あたりか、はずれかで言うと、はずれ。

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ダ・ヴィンチコードにおおー。

ダ・ヴィンチコード、観ましたか?

観ました。

イエス・キリストには子どもがいた…という仮説(?)に
世界中で物議を醸していますよね。
しかも天才レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密ともからんで、
知的好奇心をくすぐられる推理映画です!
深いです。

この映画は2000年ものキリスト教の歴史をひっくり返して
しまう話です。
でも私も含め日本人のほとんどは、事の重大さを認識できない
ところがつらいですね。歴史や宗教観が違いすぎて。

この映画はドンデン返しの連続です。
意外な人物がじつは黒幕だったり、
あの場所がじつは要の場所だったり。
(でも終盤に、”ははーん、たぶんこうなるだろうな”
との予想はつきましたが)

原作を読んだファンがルーヴル美術館につめかけて、
昨年の来場者が60万人アップしたとか。

私もこの映画を見て、ルーヴル美術館へ行きたいと
思ってしまいました。
原作を読んでいないので、映画の場面を思い起こしつつ
読んでみようかなと思います。

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『LIMIT OF LOVE 海猿』観た

観て来ました。
1作目よりも仙崎と環菜の純愛に話の軸になってます。
しかも極限の。

上映開始1時間20分後からラストの2時間後まで
感涙モノです。回想シーンで1作目の場面がいくつも
出てきたりして、それが見事なんです。
いい。とにかくいい。

ただ巨大フェリーがどうしてもタイタニックを連想させて
しまうのはこれはもう、仕方ない症状ですね。
それと、よくありがちな”偶然こんなところに”
といった場面が多くて、もう参りました。

ハッピーエンドになったし、とにかくよかった。
(あ、言っちゃった。。。)
完結編といいつつも、興行収入しだいでは
続編がありそうな気がします。

1作目の映画とテレビシリーズの影響で、
海上保安官の志願者が例年になく増加したそうです。

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『容疑者 室井慎次』

レンタルで『容疑者 室井慎次』を観ました。

すでに昨年、劇場公開時に観ていたのでストーリーは
覚えていたはずなのに、3アミーゴスの登場シーンで
またもや笑ってしまいました。(恐るべし、3アミーゴス)

内容を改めて観てみると、
警察庁VS警視庁の対立をオーバーに表現しすぎ。
捜査本部長(室井さん)を逮捕するなんて、
身内に甘い警察が現実にそんなことするわけなく、
イマイチ現実的じゃありませんし。

結局、新城(筧利夫)のコネで上層部やら公安を動かして
むりやり解決に持ち込んだのは、話が粗いなと思います。
おかげでこの映画は、新城さんが活躍したことになり、室井さん
は被害者として救済された形になってしまいました。

また映像全体を暗く、重いトーンで一貫させようとばかりに
庁舎は改修工事中の設定で、照明設備が使えない状態を
劇中で示唆しています。しかしパソコンや電気スタンドは使って
います。
もう、なんで?って思いました。設定に無理アリ。

劇の終盤で、灰島弁護士のセリフから続編があるような雰囲気
でしたがやはり今年の夏に、TVで灰島弁護士を主人公にした
スピンオフがあるそうです。でも今度は誰と対決するのでしょう?

どんどん『踊る~』からスピンしまくっているように思います。
本作品はまぁまぁ面白かったと思いますが、さすがにこれ以上
スピンオフで引っ張られると。。。
つまらなくならないことを祈ってます。

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三蔵法師といえば、

やっぱり夏目雅子でしょう。

『西遊記』観てます。シナリオの面白さや出演者の個性など
から考えて、何度かリメイクされている西遊記の中では、
やはり元祖(昭和54~55年 NTV系)が絶対面白いと思います。

なかでも三蔵法師の役は夏目雅子だと思いました。
深津絵里のような女優さんも好きですが。

夏目雅子みたいな、ハスキー(低音がかった)な声の女性
に、私はどうもフラフラっとくるようなのです。(私の好みは昭和
55年ごろに形成されたのだろうか?)

月9の西遊記も、何か新しい楽しみを発見できたらいいな、と
思いました。深津絵里を応援します。

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『THE有頂天ホテル』~アバンティに泊まりたい~

観て来ましたよ!『THE有頂天ホテル』。uchotenhotel

見終わったとき、「こんなホテル泊ま
ってみたい」って思いました。
いやぁ、面白かった。

大物俳優から若手まで役者層が
厚くて、たくさん俳優が出てきます。

有名な役者がたくさん出る映画は
たいてい、ストーリーがぼやけてし
まって面白くならないのですが、
なんのなんの。

ストーリーの詳しい説明はしませんが、
次から次にたくさんの出来事が起こるので、
脚本と監督の三谷さんは結末をどのように仕上げる
のか、私は上映中もずっと気になってばかりでした。

私はこの映画で特に印象に残る活躍をした人を挙げるなら、
役所広司、松たか子、石井正則と、特殊メイクをした出演者
(オダギリジョー・唐沢寿明・近藤芳正・津川雅彦)、あと特殊
なメイク?の伊東四朗も。
(石井正則と近藤芳正は強烈なキャラです。)

まじめな副支配人・役所広司が、まじめすぎて面白いです。

エピソードが重なって、最後に合流して1本の話になります。
丹念に作りこまれているのが、よくわかりました。
ドタバタした感もあるので、人によって好き嫌いはあるかも
しれませんね。

従業員から「おかえりなさいませ」と言ってもらえるホテル、
泊まってみたいと思いました。

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